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住宅の外構で利用頻度の高いのは玄関へ至る道でしょう。

門と塀

門扉の役割

門と塀 写真

門扉はその敷地内への出入り口になります。 外部からの侵入者を阻んでくれますし、内部から抜け出そうとする子供を守って くれるので立地や家族構成によっては必須の外構です。 小さな子供がお庭で遊んでいる分には安心ですが、もし塀や門扉がなくて道路 に簡単に飛び出せるようなガーデンだと事故が起こる危険があります。 常時目を離さずに子供を見張ることができるのならそんな心配は不要ですが、 洗濯物をしたり食器を洗ったり晩御飯の支度をしたり近所付き合いをしたりと、 日中もやることがいっぱいで子供の世話をする暇はありません。 なので比較的安全と思われるお庭でひとりで遊ばせておくしかないのですが、 外部との境界線に塀や門扉が立ちはだかっていなければ安全は保証されません。 蝶々を追いかけて道路で出てしまったり、野良猫を捕まえようとして敷地の外 まで走ってしまったり、道路を走っている色鮮やかな軽貨物便に触れようと フラフラと南の方へ歩き出してしまった時に、塀さえあれば不慮の事故を防げた のにと後悔するかもしれません。 事故を防いでくれること、これが門扉も役割のひとつです。 他にも防犯に役立ちます。 扉の中に入れるのはそこの住民だけですので、それ以外の人がウロウロしていたら 一発で不審者と断定できます。 インターホンも押さずに外構の内部に立ち入る者があれば、身分を確認するまで もなく空き巣の容疑者です。



プライバシーと塀

門扉は敷地への出入り口になり、それ以外の境界線は塀で囲うのがセオリーです。 塀には防犯の役割もありますがそれよりもプライバシーの確保と言う重要な任務 もあり、近所の人や通行人からどんな生活をしているのかを見られないように する意味の方が大きいでしょう。 年頃の娘さんが何人もいる家庭だと子供部屋やリビングが外から見えるような 外構ではいろいろと不安で気味が悪いですし、視線を遮る塀がなければ困ること も増えていくかと思われます。 また住人がどんな活動をしているのか、あるいは不在なのかが一目で分かるよう でも空き巣に狙われやすい住宅になってしまいます。 かといって中の様子が全くわからないほど厳重なガードの塀だと、今度は泥棒が 侵入した時に外からは不審者の姿に気付きません。 一度塀の内側に入ってしまえば安心してのんびり金目の物を物色できる、そんな 構造の住宅も空き巣には狙われやすいのです。 なのでほどほどに視線を遮ってくれるけど中の様子もなんとなく分かる程度の 塀であるのがベストでしょう。 留守のはずなのに部屋の灯りが付いている、それすらも気付かれないような外構 にしてしまうとかえって逆効果です。 見えにくいけど身を隠すことはできない、これが丁度良いバランスです。



住宅との調和

塀に課せられる役割は分かっていただけたでしょうが、他のエクステリア同様に 機能性だけでどんな塀にするかを決めてはいけません。 建物や町の雰囲気に合わせて、調和するような塀でなければ落第です。 海外では広い敷地に芝生が生えていて塀もフェンスもないオープンなガーデン も多くありますが、もしそんなイメージで注文住宅を建てたのなら機能性を重視 して頑丈そうな塀を構えるのではなく、オープンガーデンを意識して境界線上 にはなにもない、にするか低い柵を設置する程度に留めたほうがいいでしょう。 田舎のほうで多くの土地を使える場合でなければそんな贅沢はできないかも しれませんが、建物や街並みに合わせた外構であることは重要です。 洋風ではなく和風の、お屋敷っぽい家ならその逆で白塗りの壁で敷地を囲うのが どんな場合でも正しそうな選択になります。 つまり防犯やプライバシーを意識してどんな外構にするかを決めたくても、調和 を損なうようなエクステリアにはしてはならないのです。 建物とセットで考えなければバランスの悪い、何を目指しているのかわからない 住宅になってしまうので、コンセプトやトータルのデザインを無視して塀を設置 したり門扉を設置するのは避けましょう。 今ならそれぞれに多くのバリエーションが用意されていますので、施工業者に 相談すれば希望に近い物も見つかるとは思います。



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